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Kiss Digital N 天体写真専用機への改造の手ほどき
Kiss DN(ノーマル)
KissDNと20Daのローパスフィルタ Kiss DNa(20Daのローパスに換装)
ノーマルに比べ、Hαの赤が良く出ています。

ここはCanon EOS Kiss Digital Nをアストロカメラに改造するための禁断の扉。勇気のある方のみクリックしてお進みください。

Kiss Digital Naへの改造の手ほどき(20Daの赤外カットフィルタに換装)
Kiss Digital N改への改造の手ほどき(UIBARフィルタに換装・フィルタ枠の付け替え)
天体写真用ローパスフィルタで一般撮影
天体写真用デジタル一眼レフ 分解&ローパスフィルタクリーニング coming soon


天体写真用ローパスフィルタいろいろ
さて、20Daの純正ローパスフィルタは、ローパスフィルタとCMOS間で起こる繰り返し反射によるフレアも、カラーバランスも適度に保たれている非常に高性能なローパスフィルタですが、入手は恐らく困難を極めることと思います。
そこで光映舎IDASなどの専門店や名古屋にお住まいの瀬尾氏のウェブサイトで、ちょっと高価ではありますが天体写真専用の赤外カットフィルタを手に入れると良いでしょう。フィルタを選べばピントの位置も移動せず、繰り返し反射によるフレアの発生も極力避けられると思います。
純正のローパスフィルタを完全に取り除いてしまうと、撮影後のカラーバランスを整えるのに非常に苦労します。天体写真には必要のない余計な波長の赤が出すぎてしまうのです。マウント内部に簡単に取り付けできるFFフィルタを購入して組み合わせるのも一つの手ですが、ピント位置がズレることと、FFフィルタとCMOS間における繰り返し反射によるフレアの心配が大きいことを考慮しておきましょう。
この場合、CMOS直前に純正ローパスフィルタと同厚同寸のガラスなどを利用したクリアフィルタを付けておくとピント位置のズレは回避できると思いますが、フレアの心配はやはり避けられません。
天体写真専用ローパスフィルタは枠付きでは販売してくれずフィルタの貼り替え作業が大変で、枠の破損に細心の注意が必要になりますが、20Daのローパスの比ではない濃い赤の再現が可能になります。

20Daのフィルタに換装したKissDNa改で撮影しました。
わし星雲 IC2177
BORG77ED + Reducer0.85DG
NGC2024〜IC434馬頭星雲
BORG77ED + Reducer0.85DG
ケフェウス座 IC1396
BORG77ED + Reducer0.85DG
北アメリカ星雲&ペリカン星雲
EF 70-200mm F2.8 L USM
はくちょう座γ周辺
EF 70-200mm F2.8 L USM
M45 プレヤデス星団
BORG77ED + Reducer0.85DG
ノーマルのローパスフィルタでは味わえない散光星雲の赤い色の再現が可能に。
しかも青い色もバランス良く。もう手放せませんね。

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