Home > 風景写真ちょっとしたコツ > カメラレンズで撮る天体写真 > 機材とカスタマイズ > KissDN改造 > 天体写真用フィルタで一般撮影

天体写真用ローパスフィルタで一般撮影
さて、天体写真用ローパスフィルタに換装してしまうと一般撮影には使えなくなる・・そのように思っていましたが、20Daのローパスフィルタですと日中に白い被写体を撮影してマニュアルホワイトバランスをプリセットすることで撮影できます。天体写真に特化されたUIBARなどのフィルターでは試していませんので何ともいえませんが、恐らく同じように出来るのではないでしょうか。
KissDNの場合のやり方は次の通り。

まずはホワイトバランスをオートにして白い被写体がファインダーの真ん中に来るようにして撮影。赤外域も拾っていますので赤っぽい画像が撮れると思います。
次に「MWB画像選択」を使います。撮影した画像を選び、SETを押します。これでプリセット完了です。
一般撮影時は、マニュアルホワイトバランスを選択することで、補正された適正なホワイトバランスで撮影することができるようになります。
ホワイトバランスをオートで撮影 プリセットしたマニュアルホワイトバランスで撮影

さて、20Daのフィルタではプリセットすれば一般撮影にも問題なく使用できることが判りましたが、ではUIBARフィルタに換装したKissDN改の場合もWBをプリセットで撮ると一般撮影できるんだろうか、どうなんだろう?
同じ方法でさっそく試してみました。

WB:オート
AWB

WB:プリセット
プリセット

う〜ん、やはりちょっと不自然な色彩。シアンが強く緑があまり出ない。特に金属を撮ったときにこういった傾向が出やすいようです。
これではUIBARで一般撮影は無理だ、正真正銘の天体写真専用のようです。

戻る