|
怖いですね・・北海道の方、お見舞申し上げます。
こちらでも東南海地震というのが話題にちょくちょくあがってくるが、今度はいつ起こるんだろう。 一説によると2034年だという話も。しかも今度の地震は規模がかなり大きいらしい。今の技術ではいつ地震が起こる・・と予報できるのは地震の起こる30秒前だとか。
予報が出されたとして、地震の前の30秒・・いったい何が出来るだろう。 外に出ていると、何かが倒れて来たり、ビルなどの窓ガラスの破片が頭上から雨のように降ってくる。はたまた建物の中にいると建物が倒壊した場合に下敷きになってしまう可能性もある。 昔は机の下に隠れろとよく言ったが、それは本当に正解なのだろうか?安易すぎはしないか? 30秒・・事前に緊急用の荷物を準備しておいても、その荷物を担いで、頭にヘルメットでも被って外に出るくらいが関の山だろうな。そして揺れ出すと人々はパニックを起こす。我先にと逃げ惑う。これが事故の素になり、いっそう被害は増すだろうな。
また津波も恐ろしい。 和歌山県の串本町は以前の南海地震のときには津波は8分で海岸線に押し寄せたらしい。次回の南海地震の規模と同様の地震が起これば、8分で高台まで逃げないとおしまいだ・・。 行政機関の打ちたてた避難経路は最高で約16分かかるらしい。8分で到着する津波から逃げるために、我々の血税をはたいて行政機関が作った非難経路は16分かかるのだ。津波の到着する約倍の時間が掛かるということは、単純に考えてみれば、これは逃げる住民の半分が助かればいい・・という考えで作ったものなのか?・・実際にそれを作ってしまったということは、辛辣だがそうとしか思えないものだ。全く、人の命を何だと思っているのだろうか・・これでもしも実際に災害が起こってしまえば、これは明らかに人災だ。 しかし、これを解決したのが住民らが作ったNPO。お年寄りも、地域住民の協力で負ぶったりして避難することにより、8分で地域全員が何とか高台まで逃げる事が出来る非難経路を作り出すことができたのだ。これは住民の住民による住民のための努力、素晴らしい快挙だ。
住民が自ら作り出す事のできたものを、住民からの血税を集めて有効利用すると謳い続ける行政機関が、どうして作り出すことができなかったか。 こういった災害対策の諸問題は、そこにあるのだろう。住民の災害に対する意識が低いのではなく、対策を練り住民の意識を高める必要のある側の意識が低いのだ。
No.189
|
|
|
|