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っていう響き、かなり魅力的です。
釣りをする僕にしてみれば天国のように楽しいひととき。 雨後の濁流が引いて、ようやく少し川底が見えるくらいにまで透明度が復活したその時、渓魚たちはそれまで隠れていた岩陰から出て、空かした腹を満たそうと一気に食欲を爆発させ、水面に落ちてくるものはとりあえず口に入れて食物であるかどうかを確かめる。 渓魚たちが濁流に押し流されないように隠れていた長い間を我慢していた食欲の爆発だ。少々の濁りと増水が渓魚の警戒心を和らげ、食欲がその警戒心に打ち勝つ時なのだ。渓魚たちは毛ばりが水面に落ちる寸前にも飛び出して咥えようとする・・空中であろうと何であろうとおかまいなしだ。
・・それがササ濁りの渓流なのだ。 んっふっふ。
No.164
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