|
2003年も終わろうとしています。 今年もいろんな人やシーンに出会うことが出来ました。素敵な出会い、皆さん、本当にありがとうございました。
今年出遭った感動の瞬間、僕は印象に残ったのが春に撮影した和歌山県の花園村で出遭ったワンシーン、それと紅葉の護摩壇山から眺めることの出来た黄金色の森です。 花園村のシーンは、車で走っていてふと道の脇に見つけた朝露きらめく草原で、逆光に輝く草に付いた朝露を撮ろうと寝そべってファインダーを覗いていると、その草に偶然にも下からアメフラシがよじ登ってきたのです。 護摩壇山の黄金色の森は、本当は夕日に輝く赤い森を狙っていたのですが、ファインダーを覗き込み露出を合わせていると、僕がイメージしていたより数倍も美しいシーン、その森が黄金色に輝くほんの一瞬を発見することが出来ました。 花園村でも虫が止まっているのを狙ったわけではなく本当の偶然にファインダーに入ってきた訳で、また護摩壇山でもそんな状況になることを僕は頭の中にイメージも出来ませんでしたから、どちらのシーンも僕の想像をはるかに越える自然の美しさそのもの。その瞬間に出遭った時には何か運命的なものを感じました。 今ある自然がそのままの姿でいて、その自然の中を歩く僕に来年もこんな感動のシーンに出遭わせて欲しい。そんな願いでいっぱいです。
今年も残すところあと4時間余り。1年が過ぎるのは早いものですね。 NaturePhotoCollectionをご覧の皆様には、今年1年大変お世話になりました。 2004年も感動の瞬間を写しとめられるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
No.237
|
|
|
|