縦構図と横構図
MINOLTA Capios25使用
FujiFilm SUPER400
撮影地:和佐又山(6月)
■縦構図
被写体の高さや奥行きを強調させたいときに使います。比較的配置にうるさくないように感じる構図で、面倒くさがりの僕は結構多用しています。大木を見上げたときの高さの表現や、近景と遠景をすべて画面に収めてしまい、距離感を出したいとき、僕はよくカメラを縦にしています。(^^ゞ
注意点として、斜めに傾いて写ってしまうことが多いので、地上となるべく垂直になるように心がけます。人造物を写すときや、山の斜面を写したいときなど、垂直がとりにくいときは、僕は三脚はもちろん、シビアに「水準器」を使います。
それから、縦構図の場合は三脚座のネジの向きにも注意します。カメラを設置して縦にしたときにネジが緩んでしまう方向に倒してしまうと、せっかくフレーミングしてもずれてしまいます。小さな事ですが影響の大きい要注意事項。
シャッターボタンも縦構図だと押しにくくなりますし、ブレも心配されますが、三脚とレリーズを使用していれば問題の無いことです。レリーズがないならセルフタイマーを使用することで解消できます。
MINOLTA Capios25使用
FujiFilm SUPER400
撮影地:和佐又山(6月)
■横構図
被写体の広がり感や安定感を強調したいときによく使われます。オーソドックスでありながら、それゆえに被写体の配置が難しくて、頭を悩ませることの多い構図ですね〜。(^^ゞ
木の枝の広がりや、高原の広大さ、山のどっしり感など、表現の仕方は様々ですが、縦構図よりものっぺらーっとしやすく、奥行きを出すことに注意が必要で、撮影ポジションを探すのに苦労してます。。でも、うまく写せたときの爽快感と出来栄えはひとしおです。
横構図は水平線あるいは地平線が画面内に入ってくることが多い構図ですから、画面の水平をとらないと違和感のある風景に仕上がってしまうことが多いです。出来れば水準器の使用をお薦めします。
しかし逆に言えば、ゆらぎや不安定な感覚を見る人に与えたいときには積極的にカメラを斜めにしたりして画面に変化をつけると効果の上がる面白い構図でもあります。
■PLフィルターはその都度調整
風景写真にはPLフィルターがよく使われます。回転させることにより光の反射を調整するフィルターですが、色合いにも影響してきます。横構図でPLフィルターを調整したら、そのまま縦構図で撮影しようとすると、その調整具合が大きくずれてしまいます。その逆もしかり。
PLフィルターは被写体に対しての角度によってその都度の調整が必要です。被写体に没頭していると忘れがちなことですのでご注意を。

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