時間帯
日の出約30分前
撮影地:護摩壇山(11月)
日没後約30分
撮影地:龍神村(7月)
日の出
撮影地:煙樹ヶ浜(3月)
日没寸前
撮影地:護摩壇山(9月)
日の出約30分後
撮影地:桃山町(9月)
日没約30分前
撮影地:鷲ヶ峰コスモスパーク
ドラマチックな時間
風景写真を撮る時間帯としては、夜明け前〜午前中なるべく早い時間の斜光や、夕方の日が沈む寸前くらいがもっともドラマチックに風景を撮ることができると思います。
PENTAX ESPIO928使用
−0.5補正 プロビア
撮影地:生石高原(10月)

夜明け前と日没後

いわゆるまどろみの時間帯はバイオレットのグラデーションが美しい空に被写体がシルエットに浮かび上がり、とてもロマンティックで幻想的です。露出は多分割測光でも中央重点測光でも、露出補正なしでだいたい同じ結果が得られると思います。しかし、グラデーションの色合いが刻々と変わっていき、タイミングを捉えるのは結構難しいものです。数分刻みでシャッターを押し、数カットおさえておいて、次回の撮影時のタイミングを見計らうといいと思います。

日出と日没
地平線や水平線、山並みのすぐ上に太陽が写り神秘的に輝きます。焦点距離の比較的長いレンズなら、太陽の入れ具合と露出補正で全体的に真っ赤に染まり綺麗です。太陽を入れた完全逆光のフレーミングの場合、アクセントになる被写体の色は完全に飛んでしまいます。フィルターは付けていても無意味で、ゴーストを増やしてしまう結果になりますので外しておきましょう。また、日の出や日没の太陽光に照らされた被写体は赤みを帯びて暖色に色づき、暖かいイメージの写真に仕上がることでしょう。

早朝と夕刻

早朝は朝霧や朝露が低い太陽光に輝き、清々しい空気感が感じられる写真が撮れることでしょう。早起きは3文の得とはよく言ったものですね。夕刻は明るいうちに撮影の準備をすることが出来ますので、最も瞬間を狙える確立の高い時間帯です。車で行ける範囲なら構いませんが、山岳での行動は暗い夜道を歩いての転倒・滑落事故を避けるために遅くても15時までには下山もしくは山小屋などに到着し、それ以降の行動は避けてください。

それ以外の時間帯でも、被写体を見上げて逆光で撮るなど工夫してみると、感動の蘇る写真ができることでしょう。


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