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撮影時の照明
※Blogに性能テストを紹介しています。 http://blog.livedoor.jp/fuuma_mfuk/archives/24372931.html
ヘッドランプは暗闇では明るいほど見やすいが、こと天体写真撮影に関してはそうとはいえず、やはり赤い光が目を保護し、星を観察しやすくしてくれます。赤いフィルムを貼り付けて使っている人もいますが、いかにもちょっとスマートじゃないですね。^^;
そこでホームセンターの特売などでも安価に入手可能なLEDヘッドランプをちょこっと改造してみます。
これは先日、生石高原で撮影しているときに偶然お知り合いになったSさんから教わったスグレモノ。僕が考えた訳じゃありません。^^;

天体写真撮影用8灯LEDヘッドランプ
ホームセンターコー○ンの特売1580円で仕入れてきた3段階に明るさを変えることが出来るヘッドランプをちょこっとお手軽に電子工作することで、非常に便利な天体写真撮影用ヘッドランプになります。
使うのは半田ごてとドライバー、赤色超高輝度LED4個。
照らす範囲は目線の範囲のみですが、思った以上に明るいので4灯も灯せば充分に作業がしやすくなると思います。残りの外側4灯は白いままで残しておいて、セッティング時や撤収時に点灯すれば明るくて便利です。
また、この赤色超高輝度LED、ひとつだけ点灯するだけでも撮影中に必要充分な結構な明るさが得られますので、一つめのスイッチを押したときに点灯するLEDをひとつ取り去っておけば、電池の消耗を遅くすることができます。

さて、改造です。
led ramp-upまず明るい赤のLEDを用意。超高照度LED。秋月電子通商http://akizukidenshi.com/で1個100円、ヤフオクでも出物があるのでうちのような田舎でも比較的入手は容易です。
アノード、カソードと極性を間違わないように注意しながら作業を開始します。
ヘッドランプは3段階で明るさが変わります。1段階で真ん中2灯が点灯、2段階で真ん中4灯、3段階で8灯になります。
この超高照度LED、思った以上に明るい。8灯も点灯すると目が緑色になりそうです。(笑)・・というわけで、ヘッドランプ8灯の真ん中4灯を赤に替えることにします。

分解 極性ヘッドランプのカバーをこじ開けます。ツメを折らないように注意。そして中のネジを2つ外すと簡単に分解。
あとはLEDの極性に注意して、半田ごてでもともと付いている真ん中4つの白LEDを取り外し、赤色LEDに取替えて出来上がり。





こんな感じに仕上がります。
red1 red2 red3
ホームセンターや釣具屋さんで安価に入手できるLEDヘッドランプを一工夫。暗闇に慣れた目にも優しい赤なので2〜4灯を常時付けて撮影できます。8灯全て点灯させれば、機材のセッティングや撤収時に重宝します。

電子工作のデの字も判らない僕でも出来ました。(笑)
お手軽電子工作で撮影効率アップ、いかがです?

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