雨の稲村ヶ岳ボッカトレーニング 2003年 6月22日 | ||||||
ザックの中身は白山に持って行く予定のものをほとんど詰めこんでいる。寝袋、マット、テントマット、水4リットル、ストーブ、ランタン、着替え、食事、行動食、そしてカメラ機材。ザックの重さは量っていないが約20kgになっていると思われる。 この運動不足の体には非常に堪える重さだ・・。 |
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母公堂-<0:35>-法力峠-<1:00>-山上辻-<0:50>-稲村ヶ岳頂上-<0:35>-10:55 大日山-<0:15>-山上辻-<0:40>-レンゲ峠-<1:25>-母公堂 |
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※黒フチ画像をクリックするとちょっと大きめの画像が出ます。 |
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大峰はことごとく登り始めは杉が鬱蒼と立ち並ぶ植林だ。景色の見えない薄暗い人工林は面白みがない。 でも、よく見るとフタリシズカのような小さな植物が目に飛び込んでくる。 洞川温泉街からの登山道と合流し、しばしまた植林の中を歩くことになる。ペースは本当にダラダラだが、途中の水場でさっそく小休止。急いでも仕方がない。のんびり行きましょう! |
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登り始めから約1時間で法力峠に到着。ダラダラペースでええ感じです。先にちょっと命!を撮っておかねば・・。(笑) 法力峠を過ぎると自然林が広がる。新緑にはもう少し遅い感じだが、緑は鮮やかに萌えている。緑が濃いが植林とは違う開放的な森だ。 緑に目を奪われていると、必然ペースものんびりしてくる。カメラのシャッターを押す回数も増える。 |
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そこから少し登るとカラマツソウの小群生があるとあいPが見つけ、教えてくれた。細い花びらで構成された繊細な花だ。デジカメだとピントが合いにくい。以前、八経ヶ岳にオオヤマレンゲを撮影に行った時、オオヤマレンゲの木陰で咲いていたのがこのカラマツソウだ。稲村にもオオヤマレンゲが咲くと登山マップには書いているが、見つけられるだろうか。 |
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ギンリョウソウが至るところで見られ、今回は目線よりも少し高いところの株を選んでじっくりと撮影してみた。 足元ばかりが気になっていたが、見上げるとブナの樹皮が渋い光沢を放ち、葉の緑が際立つ。 |
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法力峠までにもいくつかあったが、ここ稲村は鉄の橋が多く、登山道がとても整備されている感がある。 以前来た時には老朽化した古い鉄の橋だったところも新しいものに掛けなおされていた。少し危ないと思われるところには親切にも鎖が取り付けられ、登山客の多さを物語っているかのようだ。 |
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そこから一息で山上辻に到着。稲村小屋は営業していた。少し休憩して、アイスコーヒーを飲み干した頃、雨が降り始めた。一度下ろした重いザックを背負うのは面倒だなぁ・・。荷物を減らして山頂に行こうか迷ったが、今日はボッカトレーニングだ。もうちょっとがんばろう。 こてっちゃんとよしこちゃんは眠そうなので、一眠りしてここで待っていてもらうことにして、あいPと僕は山頂を目指した。雨がだんだん強くなってくるが一気に行ってしまおう。 |
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大日のキレットまで来ると、初めてみるというあいPはとても喜んでいた。せっかくだから大日も登ってみようと言ったが、また今度にする・・とあいP。・・ま、また来る気なんか?(^_^;) 大日を過ぎた辺り、この重いザックでは少々登り辛いが何とかクリア。山頂肩で霧が出る。そして山頂に到着。雨が降り続くが雨宿りする場所もなく、一息ついて早々に下る。 地面はウェット、慎重に稲村小屋まで下るとこてっちゃんとよしこちゃんはレインウェアを着て待っていた。ちょうどお昼時だけど、この雨では食事も雨混じりになっちゃうなぁ・・。 というわけでサッサと下山することにした。 下山途中に登りで見たカラマツソウが引き千切られ、捨てられているのを見つけ、とても悲しい気分になった。ひどいことをする人がいるもんだ・・。 山で見る花は美しい。しかし、美しいからといって家に持って帰ろうなどと言う気持ちは絶対に持たないようにしていただきたい。花はそこに咲いていてこそ美しいのだ。登山をするなら、そういう自然を大切にするという最も大切な心をまず身に付けるべきなのだ。でなければ登山なんてしないで欲しい・・辛辣だが、そういう自分勝手な人は、登山・山を歩く資格はないのだ。 山では持って帰って良いのは思い出とゴミだけ。花一輪、石ひとつ持って帰ってはいけない。・・どうしていけないのか、答えがわからないうちは自然を大切にしているとは言いきれないと思う。そんなことくらい分かってる・・と思わず、この機会にさらに深く考えて、発展させていって欲しい。僕ももっともっと深く考えてみることにする。 母公堂に到着。天の川温泉で入浴・食事。天川弁財天にお参りして帰途についた。 ふくらはぎパンパン〜・・。 帰ったら編集作業に戻らなきゃ・・と思いつつも結局バタンキューでした。(;^_^A アセアセ・・・ |
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