冬の和歌山低山シリーズvol.2 雪の霊山・高野山 2003年 2月 2日

今回のメンバー

なごぴょんこてつさんジンライムさんあいP哲P良太さん
安芸さん、はじめさん、
おわりさん・・だったっけ?(;^_^A アセアセ・・・、ふうま
冬の和歌山低山シリーズvol.2は高野三山です。
雪積もる寒さ厳しい高野山の町を見守るようにそびえる摩尼山・楊柳山・転軸山の代表的な3つの山を縦走しました。
積雪は奈良のそれに比べ多少少ないのですが、低山とはいえやはり雪山、気は抜けません
それなりの装備と技術が必要になります

■コース解説
効率よく同じ道を通らずにぐるっと一週する一筆書きのようなコースです。最後は奥の院から参道を歩いて駐車場に戻ります。冬季の日の短さと積雪を加味して、行動時間は短めにとりました。展望はあまり期待出来ないかもしれませんが、積雪の高野の縦走ハイキングを思う存分楽しめます。装備は冬用ウェア、手袋、軽アイゼン必須です。
コースマップ コース断面図

■参考コースタイム(休憩含む)
中ノ橋駐車場-<0:40>-摩尼峠-<0:20>-摩尼山-<0:35>-楊柳山-<0:25>-子継峠-<0:50>-転軸山-<0:35>-三本杉-<0:25>-中ノ橋駐車場
行動時間約4時間50分
※黒フチ画像をクリックするとちょっと大きめの画像が出ます。

ぞろぞろと歩き出す 水かけ地蔵 摩尼山へはここを右へ
9時に中ノ橋駐車場に集合し、ぞろぞろと歩き出す。
各々アイゼンを履き、スノーシューなどをリュックに縛り、いかにも山へ行く団体だ。奥の院への石畳では周りの人々は怪訝そうな顔で僕らを見ていた。奥の院で今回の山行の無事を祈願して少し戻り、水かけ地蔵のところで林道に出る。1〜2分歩くと摩尼山への登山道との分岐点に差し掛かった。
摩尼峠への分岐。左へ 摩尼峠に到着
ここからは雪で真っ白!日が差し、絶好のスノーハイク日和だなぁ。
なだらかな登りを歩くと摩尼峠への分岐に出た。進路を左にとり、雪の斜面は九折に登り始める。積雪量はさほどでもないので軽アイゼンで十分だ。
しばらく登ると摩尼峠に到着。「高野七口女人道」という看板が立っている。トンネル脇から尾根に登る道もあるが、その尾根から来る道とここで合流する。
小休止してまた歩き始める。
霧氷
摩尼山山頂 木々の隙間からの展望
辺りの木々に霧氷が目立って来た。逆光に輝く白い枝は何とも綺麗だなぁ。
そして摩尼山山頂に登り詰めた。山頂は祠があり、木々に遮られて展望がよくない。
次の山、楊柳山の頂が向こうに見える。ここからは少し下ってまた登らなければならない。
息を整え早々に歩き始める。少し歩くと木々の隙間から遠くの山々の展望が見られた。
霧氷の杉林
杉の葉に付く霧氷 黒河峠には祠があった
なだらかに真っ直ぐに銃走路は続いている。心地よい道だ。辺りの木々は霧氷に覆われ白く色づいている。ちらほらと雪が舞いはじめた。
黒河橋から登って来る道と合流し、すぐに黒河峠に到着。ここにも祠が。
しばらくはアップダウンの少ない道が続いた。見上げると杉の葉が白く、踏みしめる雪は柔らかい。気持ちいいなぁ〜!
この先には急登が
楊柳山山頂 本格的に雪が降ってきた
今歩いてきたなだらかな道はここで終了し、一気に山頂へと続く急登に差し掛かる。上がどうなっているのか見えないくらいのきつい登りだ。
ゼイゼイと息をし、激しい鼓動でもう嫌になったとき、ようやく登り詰める。楊柳山頂に到着。ここでランチタイムにした。各々調理器具を出して腹ごしらえするが、気温が低く僕のストーブではなかなか湯が沸かなかった。(−7度だったらしい・・)
ここで北海道の北の家族さんから携帯電話に電話がかかってきた。北さんも今日近所の低山に登っていて、山頂からかけてくれていた。積雪は1mを超えているらしい。さすが北海道、雪がいっぱいだ。久々に聞く声にみんな喜んでいた。北さん、ありがとう〜!

そうこうしているうちにこちらも雪が本格的に降ってきた。そろそろ下ろう。
下りは楽だねぇ〜 池の氷に乗るなごぴょん
予定ではここから子継峠に向かい、尾根伝いに下りるつもりだったのだが、こっちが近道だ・・ということで山頂を下って谷筋を下りることにした。すでにピークを2つ踏んでいるのでみんなの疲れも少し出てきているのだろうか?ま、いいか。(笑)
というわけで下りだすと早い早い。しゃ〜っと下りてあっという間に沢らしきところまで来た。
沢伝いにごく緩やかな下りを歩く(・・というか道に水が流れているようだ。)と、苗木を育てている公園のようなところに出た。広い。
池に氷が張っていたので、なごぴょんは案の定(笑)乗っていた。ひびは入ったが割れないほど厚いようだ。
さっき登った摩尼山が見える 雪が舞う枯れた樹林
真っ白な広場の向こうにはさっき登った摩尼山が見えた。結構歩いたんだなぁ。
雪がまた沢山降ってきた。ここは人気がなくて静かで気持ちいい。雪もフカフカだしのんびりできるねえ。
林道に突き当たると門がしまっていた。どうやら今歩いてきたところは金剛峰寺の敷地内だったらしい。しかし広いなぁ〜。
転軸山への登り口 転軸山頂 みんなで「あ〜命!」
林道を右に歩く。「え〜、まだ登るん?」という声も聞こえるが・・(笑)
子継峠から下ってくる道との合流点を過ぎてすぐ、左側に転軸山への登り口があった。さっそく取り付くがさすがに3つ目のピークともなると、いささか登るのが面倒になってくる・・。結構急な登りだった。
山頂に到着。ここにも祠があった。事あるごとに祠だ。霊山高野山たる証拠かな。
みんなで「あ〜命!」の記念写真を撮って。そろそろ帰途につくとする。
奥の院横の川を渡る
奥の院で山行の無事に感謝
下りはやはり早い・・あっという間に奥の院横の川に出た。
飛び石の上を渡り、奥の院に到着。観光客らしき人々が怪訝そうにこちらを見ていた。
お堂で山行の無事を感謝して手を合わせ、両脇を墓に囲まれた石畳の道を駐車場へと帰った。

雪は降ったが、なかなかのんびりと、しかしいい運動になる山だった。高野三山とはいうものの、3つ目は要らないなぁ〜・・というのが正直な感想でした。
これからは高野二山で行こ・・。(^_^;)

皆さんお疲れ様でした〜!またご一緒しましょうね!

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