シロヤシオと新緑の大台ケ原 2002年 6月 3日

今日は日ごろ仲良くして頂いている良太さんとの撮影会だ。徳島からわざわざきていただくこともあるし、関西の著名な山をご案内することとなった。
新緑とシロヤシオ、石楠花を目当てに日本百名山のひとつ、大台ケ原のメイン、東大台を周遊することとなったが、はたして・・
コースマップ コース断面図
コースタイム
4:30大台ケ原大駐車場→5:00日出ヶ岳→6:00正木嶺→6:40正木原→7:20牛石ヶ原→8:00大蛇ー→9:30シオカラ谷→10:10大台ケ原大駐車場

※黒フチ画像をクリックするとちょっと大きめの画像が出ます。

シロヤシオがぶれてしまった 大台ケ原初にこちゃんか?
4時過ぎの薄暗い中、駐車場を出発するが、気が慌てていたのか、靴を履き間違え、一度履き替えに戻る。(笑)
結局出発は4:30になってしまった。ライトも要らないくらいの薄明るい登山道を山頂を目指して歩く。シロヤシオが咲いているのが良く分かるが、写真に撮るとブレてしまった。
山頂に到着するとちょうど日の出の瞬間だった。展望台の上は観光バスできた登山客でいっぱい・・。僕らが上に上がったときには太陽は少し上がっていた。
ま、いいか。とりあえず三角点でにこちゃんを。。

木道の始まり
登山客の集団の立ち退いた後は貸切の状態となった。そりゃ平日ですもんね。ちょっとゆっくりと撮影して、山頂を後にする。
山頂肩からは木道がはじまる。数年前に来たときにはまだ建設中だったが、それからかなり整備されたようだ。説明書きがあった。
広い球形場所も設けてある ずっと木道・・
正木嶺までの登りの木道脇にはシロヤシオが咲き乱れていた。撮影しつつ登るが、途中に数箇所の休憩場所を設けていて、大掛かりな工事の功績に驚く。
正木嶺を過ぎ、トウヒの白骨林の間を縫うように歩いた登山道の上にも木道が敷かれていた。何処まで続くんだ・・?

白骨林が見える正木原 新緑とコケの台地が美しい シロヤシオ満開!
正木原まで来ると、雨がパラついてきた。カメラを持っているのでリュックカバーをしようかどうか迷うが、通り雨だと思いそのまま歩く。
正木原を過ぎるとコケの台地が再び始まる。上を見上げるとシロヤシオが白く輝くように咲き、新緑の緑と相まってとても綺麗だ。

抜けるような青空が広がる ここの森は気持ちがいい
牛石ヶ原まで歩くと、空は予想通り晴れてきた。抜けるような青空が広がる。
広大な笹野原はとても美しい。しかし昔はここも鬱蒼としたコケ蒸した森が広がっていたらしい。鹿の食害、また鹿をこんな高地に追いやった文明に複雑な感情が湧いてくる。
ここから少し歩くと、分岐点に到着した。右にいけばシオカラ谷へと下る。真っ直ぐ少し下れば大蛇ー(だいじゃぐら)だ。まずは大蛇ーを見ることにする。

遠く弥山も見える大蛇ー
大蛇の背で見下ろす
木々の隙間から切れ絶つ岩壁が見える尾根道を下ると、落差約800mという大蛇の背に行きつく。
やはりここは何度来ても脚がすくむ・・。手すりは一応付いているが、気休めにしか思えない。(笑)
鉄杭に体を任せ、下を見下ろすと、よく写真で見る風景があった。(左写真)。
しばらく撮影して、分岐点にもどり、シオカラ谷に向け、坂を下る。

申し訳程度の石楠花・・
さすがにシャクナゲ坂というだけあって、シャクナゲらしき樹が豊富だが、花はもうほとんど散ってしまったようだ。所々に申し訳なさそうに咲いているのがせめてもの救いか。
シオカラ谷吊橋 どこまで続く?
長い下り坂を下りきるとシオカラ谷に降りた。流れる水は透明感が高く、吹く風は心地よい。
休憩も早々に駐車場に向けて登り始める。一旦谷に下りてしまったということは、かなり登らないといけないということだ。
登り始めは階段だ。歩幅が合わずにとても疲れる・・

樹木にはナンバープレート 道路沿いに咲く花
ようやく階段を登りきり、気持ちのいい森の坂をあくせくと登ると、駐車場まで帰り着いた。

さて、今夜のキャンプ場に走るか。行者還トンネルを抜けて、天川に向かうとする。
帰りの大台ケ原スカイライン脇には黄色い花が咲いていた。
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