軽井沢清里メルヘンルート2日間 part3 2002年 4月6日〜4月7日

8:00ホテルを後にし、軽井沢核心部・旧軽井沢に向かう。ホテルは奥軽井沢に位置するので、山を下って町へと向かうのだ。
途中白糸の滝や鬼押し出しなどの観光名所があったが、素通りになる。
バスは浅間山山麓を走る。朝露を抱く木々が朝を浴びてまぶしく目に飛び込んでくる。ハッとするほどの美しさだ。車窓からでは撮影できないので、バスを停めて欲しかったが、こういうツアーではそれもかなわぬことだ・・。

見るもの全てが新鮮
40分ほどで旧軽井沢に到着し、路上駐車でバスを降りる。観光地図を添乗員さんから手渡され、1時間ちょっとの自由行動となった。

チャーチストリート
まずはメインストリートを歩き教会通りを抜け、軽井沢聖パウロカトリック教会へと足を運んだ。早朝の時期はずれの避暑地のメインストリートはまだまだ開店していない店が目立つ。お天気がいいのでとても気持ちいい。見上げてみると青空が広がっていた。・・ふと電線を見ると、サルが綱渡りしていた。(ほんと)そばにある店で記念撮影用のフィルムを買うと、店の人がサルについてボヤいてくれた。ここらでは有名な悪ガキらしい。目を合わさないようにしよう・・

花を撮影中、サル出現!
教会ではどうやら挙式が執り行われているようだ。屋根の上の十字架を見上げるイエス像を傍目に鐘が鳴り響いていた。
さすがに古典的リゾートの時代とどこか新しい雰囲気を交錯させる旧軽井沢、見るもの全てがとてもおしゃれで、ある種余裕すら感じる。

喫茶店の前にあったバイク
嫁はん達がおみやげを物色している間、僕はスナップ撮影を楽しんでいた。旧三笠ホテルやショーハウスも見てみたかったが、あいにく時間が足りなかった。でも早朝で人が少ないのが幸いしてか、メインストリートでとてものんびりと撮影する事が出来た。ここはいわゆる旧の中山道なのだ。とても雰囲気がいい。
軽井沢郵便局付近で撮影していると、レンタルの自転車で来ていた長髪白髪のおじいさんが、シャッターを押してくれと余り見たことの無いコンパクトカメラを手渡してきた。そのカメラはよく見ると小憎らしくもLeicaの文字が入っていた。なんだろう?初めて見るカメラだ。年配になってからの一人旅にライカのカメラを持って・・ロケーション的になんだかちょっとはまり過ぎだな。でもいいなぁ、憧れてしまった。(^^ゞ

旧軽井沢を後にし、次は軽井沢プリンスショッピングプラザというアウトレットモールでお買い物だった。ここでも1時間余りの時間があったが、僕としてはもっと旧軽井沢での時間を多く取って欲しかったなぁ。嫁はんたちはアウトレットには目もくれず、お土産屋さんだけでその1時間余りを費やしていたので、お父さんと二人でベンチに座って待っていた。(笑)

ドライブイン100選で2位だとか
昼食は佐久のおぎのやで釜飯だった。駐車場は観光バスと自家用車でいっぱいだった。進学校だろうか?修学旅行らしく、店内は学生で溢れていた。
久々に食べる峠の釜飯はなかなかの美味だった♪以前は横川で食べたなぁ。添えられている漬物がまたおいしい。

遠くに山を見つつ走る
いよいよ八ヶ岳の風景を後にし、蓼科にむかう。
最後に見た八ヶ岳は山頂付近が雲に隠されていた。しかし、この雄大な風景は忘れ難いものだなぁ。

白樺湖で一人絵を描くおじさん
この辺りで眠気が襲ってくる。山道を走るバスの揺れは揺りかごのように心地良く感じ、マイクの案内で目が覚めると白樺湖に到着していた。
いつの間にか曇り空に変わっていた。この辺りはまだ冬から春への過渡期のようだ。山には残雪、池の平ホテル横のスキー場はこれからのシーズンオフにむけてのリフトの点検をしていた。木々の芽生えはまだまだ遠いようで、曇り空と枯れ木の無彩色が広がっていた。

カラマツ林は美しい
バスはビーナスラインへと向かう。今年2月から通行料金が無料になったらしく、バスは料金所をノンストップで駆け抜けた。上りでは左右に広がるまだ新芽の出ていないカラマツ林がリズミカルに整然と並び、とても綺麗だった。カラマツ林は和歌山ではとても貴重なもので、ごくごく一部の区域にしか生えていない。しかし、長野ではあたりまえの風景なのだろう。僕は展望そっちのけでカラマツばかり見ていた気がする・・

林の足元に広がる雪が目に付く
霧ヶ峰の駐車場に到着すると、まだ除雪した雪が沢山残っていた。駐車場脇のカラマツ林の地面にも雪が残っていて、面白い光景だった。
でも、他には何も見ることが出来なかった。15分しか停車時間がなかった・・

ビーナスラインを下り、諏訪から高速に乗る。関西からのバスツアー定番、旅行代金を安くするためのスポンサーなのだろう、野沢菜工場、お菓子の飯田城に立ち寄り、長野を後にした。
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