倉敷・白壁とデミカツ丼 2001年 8月23日

岡山はデミグラスソースカツ丼!何がなんでも食べたくなった。(笑)夏休みと¥がない僕には、無理な考えかな?と思っていると、いいものを思いついた。青春18切符!あ、そういえば、挙式の特典のホテル宿泊券なんてのもあったなぁ〜。ついでに高松にうどんでも食べに行ってみよう〜♪

・・ってなわけで、ネットで倉敷までの乗り継ぎを調べると、出てきました!和歌山ー天王寺ー大阪ー網干ー倉敷、所要時間4時間半。え?網干からは鈍行しかないの?ま、しょうがないか!
大阪からの新快速までは快走で、あっという間に網干に到着したイメージでした。ここからは本当に各駅停車の鈍行と特急しかなく、18切符では特急料金を追加しないといけないので、ここは我慢して鈍行でのんびりと列車の旅を楽しみます。
ローカルな風景の中を心地よい揺れの列車の旅も、たまにはいいもんですね。

約90分かけて網干から倉敷に到着。
さすが倉敷、白壁の街、駅のプラットホームまで格子の模様が刻まれています。平日なので、観光客は少ないのかな?と思いきや、学生さん達の気ままな旅人でわんさかです。

駅を出て、駅前の商店街を通り、美観地区へ行く途中、ありました!デミカツ丼の店、明洋軒!
店に入ると倉敷の風景写真が多数壁に飾られていました。地元老人会の方々が撮影した写真だそうです。モノクロのものや光をうまく捕えた写真がとても見ごたえがあり、ちょっとしたギャラリーのようでした。・・それはそうと、デミカツ丼、うまかった〜♪

店を出て、美観地区に向け夏の強い日差しの中を歩くと、ようやくお土産屋さんが立ち並ぶ、美観地区の入り口に来ました。建物全体にツタのからまるカフェ・エルグレコは倉敷といわずかなり有名なコーヒー専門店。学生の頃、観光で何度か来たことがありますが、コーヒーはホントにおいしかったなぁ〜。

しっかし暑い!白壁とコンクリートの歩行者天国となった道路で、灼熱地獄です・・。倉敷は景観がいいのはよく分かりましたが、夏の暑い時期にはやめておいたほうがいいのかも知れませんね。(^_^;)
無料休憩所でクーラーに当たり、ちょっと一息。え?休憩するならさっきのエルグレコに入ればよかったのにって?・・¥がもったいないですよん。(笑)
でも、こんな暑い日は涼しいところで休憩が必要です。でなきゃ撮影なんてやってられませんわ・・。

アイビースクエアに来ました。建物全体にはツタがからまり、とてもいい雰囲気です。が、平日にもかかわらず人が多い!ここアイビースクエアは紡績会社(クラボウ)跡らしいです。赤レンガにツタ。これは絵になりますねぇ。ブロンズっぽい窓枠もなかなか。さすがに歴史を感じさせてくれます。今はホテルにもなっているようで、正面玄関はとても高級な雰囲気でした。

倉敷特有の格子が入った白壁は、美観地区をあるいているとあちこちで見かけます。保存状態の良さにびっくりします。見ていると、これは個人の所有になっているところが多く、その個々の家庭で管理と保存に協力されているようです。中には400年近くたった家もあるようで、もう既にボロボロなのですが建て直しを許されないようで、あちこちに修復の跡が見えます。管理費は市から支給されているのでしょうが、それでも目に見えない劣化などがあちこちにあり、苦労されていることでしょう。僕らフォトグラファーには頭が上がりませんね。(^^ゞ
いつまでもこの歴史建造物を守っていって欲しいものです。

美観地区にある建物は、古く名声を掲げた歴史上に名高い名家が多く、「〜家」と表示があります。
和歌山から来た僕らには誰の事かよく分かりませんが、とにかくお金持ちだったのでしょう。瓦や庭木で生活レベルが分かる気がします。

よく見ると、その壁や石積みなどにもそういったことが見受けられます。左の写真のように、ぴったりと石積みに沿って彫られた欄間のような壁板は、その端たるものだと思います。かなり腕利きの職人によって建てられたものなのでしょう。ここまで凝って建てられた家も少ないのだと僕は思うんですけど、どうでしょう?

大原美術館前には、以前来た時にも見たことがありますが、今回も似顔絵おじさんがいました。名物おじさんのようですね。似顔絵を見ていると、よく特徴を掴んで書いている絵に驚きます。有名人や観光客のリクエストが沢山置かれています。

あ〜、暑い!もう帰ろう〜・・。とうとうギブアップですねん。(^^ゞ
カキ氷のノボリがとてもまぶしく感じます。食べたいなぁ〜といいつつ(倹約倹約・・。)、倉敷駅に向けて歩き始めました。
あ〜あ、フィルム一本使い切れませんでした。暑いと集中力が続きませんわ・・。
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