藤棚ロード 2001年 5月 4日

世間がGWで盛り上がっているひととき、そろそろ藤の花が見頃です。橋本市の子安地蔵寺が関西花の寺として有名で、毎年見事に垂れ下がった藤の花で彩られていますが、テレホンサービスの藤情報を聞くと、今年は不作とのこと。。どこかに藤の撮影にいいところはないかとネットで検索すると、あるじゃないですか〜、美山村の藤棚ロード。さっそく行ってきました。

国道424号線を美山村に向け、ひた走る。僕は渓流釣りで龍神村に向かう時にはよく通る道です。とても広く整備された国道で、400番台にしておくのはもったいないと、常々思ってますが、ところどころ狭い山道になっているところもあり、致し方ないのかなぁ?と思ったりもするのですが・・。
ま、それはさておき。。

さてさて、美山村に入り、奥へとひた走ると椿山ダム(つばやまダム)が見えてきます。そのほとりの美山ドーム脇に、ありましたありました、藤棚ロード!駐車場で料金を払い、また、入場料を払う。う〜ん、観光地はせちがらい・・。(^_^;)
料金所でガイドマップをもらい、広げてみると、全長886mの藤棚ロードにはいくつかのコースがありました。入り口すぐ、「健康階段(高低差91m)」と書かれた階段が見え、見るからにしんどそう・・。距離は少し長くなるけど、ぐねぐねとつづらおりになった坂を登ります。この辺は藤棚はあれど、藤がない・・。(-_-;)
やっとの思いで突き当りまで登ると、やっと藤の花がありました。

子安地蔵寺での情報と同じく、どこか寂しい藤棚。房が少し短い気がします。ここの藤はその名のとおりフジ色をしたものや、白やピンクなど、いろいろと微妙に色の違う花が混在していました。
しかし、さすがGW、ヒトヒト人のオンパレード。。藤より人の頭の数のほうが多いような・・。(^_^;)
まだまだ出来て間もない雰囲気の、密度の少ない藤棚です。

お天気もよく、家族で弁当を持って見物にきた客でいっぱいの藤棚ロード。三脚を立てるにもとても気をつかいました。結局全て手持ち撮影です。
ISO100でズームレンズでも絞りを開放にすると、結構明るくて、手ブレを気にせずボケを生かした撮影が望めます。もっと密度の高い藤棚になると、こうは行かないでしょう。しかし、日陰に入ると、フィルムによっては青カブリがあるので注意が必要でしょう。
いやぁ〜、登ったり下ったりで汗ばんできました。ちょっと休憩したいな。。とは思ったものの、ベンチなど、座る設備が全くない!来る人たちの中にはお年を召した方も多数見受けられます。人を呼びたいのなら、今後、改善の余地がありそうです。

GWの家族サービスでしょうか?子供の姿が多く、とても微笑ましい場面によく差し当たります。このコースには小さいながらもアスレチック施設があり、家族連れのお客が狙いであることがよく分かります。さぁ、そろそろフィルムもなくなってきたし、下りようかな?

下りは「健康階段」から下りました。登ってくる人がかわいそうに思うくらいの急な長い階段でした。
それでも子供たちは元気いっぱいで、走ったり、階段の数を数えたりと、それなりに楽しんでいる様子。でも、おとうさん、おかあさんたちは、息を切らし、「お〜い、待ってくれ〜!」(笑)
あぁ・・、これを登ってこなくてよかった・・。(^_^;)
もどる