奈良県天川村の今年の紅葉  2000年11月 6日

大峰の最高峰であり、近畿最高峰の八経が岳に登った後、ちょこっと紅葉を写すため、行者還トンネルから御手洗渓谷まで、車で走りつつ撮影しました。

行者還トンネルは通行止めになっており、トンネルを越えてすぐの「モヒカン」と呼ばれている、尾根だけが紅葉する風景は、今回は断念。。八経が岳の登山道の稜線からは「モヒカン」をほんの少し見ることが出来ましたが、ちょっと時期が遅いのかもう茶色の色彩でした。今日の山頂はとても寒く感じました。カメラのシャッターを押す手が、すぐ冷たくなりそうでした。
左の写真はトンネル西口付近で撮った物。完全に葉が落ちてしまったものも多く見られます。去年と同様、少し物足りない感じがします。

トンネルより少し下ると、柔らかく紅葉したきれいな尾根を持つ山を発見。ちょうど雲間からのスポット光で紅い木々が浮かびあがっていました。もう少しいい角度はないかな?あちこち歩き回り、尾根のふくらみがよく分かりそうな場所で一枚。(右)

そしてまたしばらく、日が射すのを待ちます。タイミングを掴むのが難しい、少し薄曇の紅葉撮影でした。
肉眼で見ると、すごくきれいで見とれてしまいそうな「紅い衣装をまとった柔らかい山」。。イメージは膨らみますが、デジカメではここまでのようです。どうしても露出をうまく制御できず、柔らかさを表現することができませんでした。(T^T)

そしてまた車を走らせ、少し下ると大普賢岳を展望できる場所を見つけ、赤っぽい日が照るのをずっと待ちました。
プップーッ!!とクラクションの音。脇に停めた車が邪魔になってるのかな?と思い、振り返ると、さっき八経が岳で撮影をともにしたヒーヤンさんでした。「さっきはどうも〜!」。。すっげーいい車に乗ってる・・。4000ccくらいありそうな高級車。「ホームページ、絶対見ますよ〜。それじゃ!」とそこでお別れしました。

それから何分待ったでしょう。やっと日が射しました〜!紅葉の山の向こうに堂々と大普賢岳を取り巻く山々が浮かび上がりました。大満足の一枚!
一眼レフで撮りまくり、ここに載せるためにデジカメでも一枚。(左)

満足したところで、早速、御手洗渓谷に足を運びました。


さっきの大普賢岳の展望できる辺りが紅葉の最盛期だったようです。そこよりかなり下ったここ、御手洗渓谷は、もみじの赤がまだ中途半端でした。(右)
でも平日にもかかわらず、多くの観光客で賑わっていました。カメラを持った人が多く、なぜか残念そうに帰っていく人が多かったような・・。(^_^;)
一眼レフに100mmマクロを付け、短焦点でがんばります。紅葉は期待出来なさそうなので、今日のテーマは「水面の妙」ってことにしました。単焦点、しかも100mmという中望遠の写野固定はいい角度を探すトレーニングにはなりました。あちこち歩き回り、フレーミングしてみると、階段の多いこの御手洗渓谷では、足腰も鍛えられる気がしました。。(^_^;)
山登りをした後だってことを忘れてました・・。明日の筋肉痛が心配になって、そそくさと帰りました。


どこを撮っても、紅葉は中途半端・・。僕も残念そうに帰る観光客になってしまいました。(T^T)
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