PENTAX ME−Super
RICOH XR RIKENON 50mm F2 L
神戸市・風見鶏の館
1998年に中古で1万7千円でゲットしたME−Super。実はそのとき完全メカニカルのMXを探しに中古店街に行きましたが、MXはペンタックスのマニュアルカメラ最高機種のLXのサブカメラとして当時も人気が高く、中古価格も結構な値段で、店頭に並ぶMXは
電子式で操作しやすい
シャッタースピード選択ボタン
マジックニードル部
フィルムは何処にでも差込可能
程度こそいいものの、ボディのみで3万円を越えるものがほとんどでした。
その横に並んでいたブラックボディのME−superは絞り優先AE機のMEを電子ボタンでシャッタスピード調整できるように改良した20年前のカメラで、掛け値なしにコンパクトで使いやすいMシリーズの初の2000分の1秒のシャッタースピードは特筆すべき点で、これが決め手となりME−superにしました。僕の機材の中では現在でも第一線で充分な機能性を持っています。
PENTAXは、Kマウントなら現在発売中のレンズも昔のレンズもそのままマニュアルで使えるし、メーカー純正品のマウントアダプターを使えば、M42スクリューマウントレンズも絞込み測光で使えるので、カメラの年式をほとんど気にせずに使え、レンズの選択肢はとても幅広いです。
インナークッションを入れたシエラデザインの9Lウエストバッグに、ME−superとXR RIKENON50mm、Jupiter9、CHINON35mmというマニアックなスナップシステムで散歩によく行く。
測光はTTL中央重点全面測光を採用していますが、機嫌の悪い時には露出にちょっとバラツキが出ることもあります(笑)。露出補正は1段づつになりますが、ISOダイヤルを使えば1/3段づつの補正が可能。段階露出すれば問題なく使えてます。
また、どうやら巻上げ機構に不具合が生じるらしく、シャッターボタンが押した状態で戻らなくなり、ミラーが上がったままになることがありましたが、いろいろ触っていると直りました。その後は巻上げをゆっくり確実にすることで問題なく使えていますし、またそういうちょっと気難しいところがさらに愛らさを感じるんですよね。(^_^;)
MZ−3と同じく小型軽量なので機動力に優れ、サブカメラとして、出動回数はかなり多いです。いつも広角レンズを付けておいて、シャッターチャンスを逃さないために、リュックの中でスタンバイしていました。最近は僕の写欲を掻き立ててくれるその美的な外観とスペックがお気に入りで、その日の気分で単焦点レンズを選んでボディに取り付けたME−superをカバンからサッと取り出しパッと撮る、そういう軽快さも楽しくて、ただ今スナップ撮影時のメイン機としてがんばってもらってます(笑)
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