PENTAX ME
ME-superでMシリーズの魅力に取り付かれ、ついにその絞り優先AE専用機のMEを入手しました。
さすが絞り優先AE専用機
シンプルこの上ない操作性
真鍮製のペンタ部に刻まれた
ASAHIの文字が光る
人々にPENTAXの軽量・コンパクトのイメージを焼き付ける火付け役となったMシリーズ。
中でもこのMEはもちろんながら軽量・コンパクト、操作も絞り優先AEですから絞りを操作してシャッターを押すだけというシンプルの極み。オートのシャッタースピードは1/1000〜8sec.、他の選択は電源を使用しない100Xとバルブのみ。
測光はTTL中央重点全面測光を採用していますが、ME-superと同じく機嫌の良し悪しによって左右されそうな雰囲気です・・(笑)露出補正は1段づつになりますが、ISOダイヤルを使えば1/3段づつの補正が可能。段階露出すれば問題なく使えるでしょう。
外観ではPENTAX最後の真鍮製ペンタ部が目を惹く。スレは否めませんが、へこみのない真鍮製ペンタ部は結構貴重なもの。また、そのペンタ部に刻まれていたASAHIの文字も、このMEとMXを最後にこの世から消えたということも忘れてはならない。
その後、MシリーズはこのMEをベースに改良が進み、高機能化と簡略化に二分されていく。ME-superはその高機能化された機種になる。
通常の撮影においても絞り優先AEがほとんどですので、機能はこれで充分。バルブ時にはME-superと同じく無電源化がなされているので、おそらく天体写真の撮影に使うことが多くなると思います。
小さいながらも現行のプラスチックボディのカメラに比べて重量感があり、手にしっくりホールドできるMシリーズ。とりあえず1台持ってみるともう手放せませんよ。
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