NIKON COOLPIX5000
望遠端21.6mm(35mm換算85mm相当)
花園村地内
2003年3月、金沢の風景写真サイト瞬間のウェブマスターKAKIさんのお知り合いの方から以前SPFを譲っていただいたのですが、今回またご縁があり、このCOOLPIX5000を譲っていただきました。ペンタックスEI−200をデジタルの主力として使用していましたが、広角が35mm換算で34mmからと少々非力なのが不満でしたが、それを見事に解消してくれる28mm−85mmズームはとても魅力です。
可動式モニターはとてもいい
超ローアングルが可能になる
ボタン類が親指で操作しやすく
うまくまとまっている
押しやすいシャッターボタン
ホットシューも付いている
僕の初のNIKON機だ。
いちおうNIKKORなのだ(^_^;)
まだ少ししか撮影していませんが、EI−200に慣れた僕の印象としては、発色はとてもおとなしい感。しかし至ってナチュラルな印象です。500万画素、28−85mm光学3倍ズームの高品位デジタルコンパクトの醍醐味をこれから存分に味わいたいと思います。
マルチ・中央重点・スポットの3つの測光方式は僕にはもう必須になっていて、露出補正&ホワイトバランスのオートブラケットはEI−200にはなかったとても欲しかった機能です。
特記すべきは可動式のモニター。
キャノンからもG2やG3で可動式のモニターが採用されていますが、このCOOLPIX5000も本体裏面のモニターが可動式で様々なアングルからの撮影時に有効に活用できそうです。超ローアングル撮影で微妙なフレーミングができるようになったのはとてもうれしいことです。
それからもうひとつの特筆すべき機能は1/4000秒のシャッタースピードとバルブで5分もの長時間露光を出来ること。デジタルカメラは総じて銀塩に比べてボケ味に少々欠けるものですが、最近はF値の小さい明るいレンズを採用した高機能なものが多く、開放にすればある程度ボケてくれます。しかし、綺麗なボケを得るには開放の露出に応じた高速のシャッタースピードが切れることが前提となります。シャッタースピードが遅いとNDフィルターで光量を調整する必要があり、結構不便なもの。1/4000秒はこのクラスでは最速と言えますし、そういった手間を省き幅広い表現を可能にし、シャッターチャンスを逃さないためのとても優れた機能なのです。最短撮影距離を把握し、レンズの性能をフル活用すれば、一眼レフに負けず劣らずの素晴らしい「作品」に仕上げることができるでしょう。また、バルブ撮影においても5分までという露光時間は、こういったコンパクトデジタルカメラでは群を抜いての長時間露光に対応しており、これは天体写真という特殊なジャンルへの適正においても他の追随を許さないものだと言えるだろう。
それともうひとつ、ストラップで手首にかけるコンパクトが多い昨今、首から吊り下げできるベルトは落としてしまう恐怖感を緩和でき、素早くシャッターチャンスに対応出来そうでワクワクします。ワイド・テレコンバーターや縦位置でもシャッターが切りやすいバッテリーグリップなど別売りアクセサリーも充実していて拡張性も期待できるので戦力アップ間違いなしでしょう。楽しみです。


ケンコーワイドコンバーター0.5倍と
バッテリーグリップを装着したクールピクス5000
ワイドコンバーター0.5倍使用
(35mm換算14mm相当)
奈良県・大峰山系大普賢岳山麓
・・というわけでゲットしちゃいました。ワイドコンバーターとバッテリーグリップ、フル装備のクールピクス5000です。35mm換算にして14mm相当の超ワイドな視野は、え〜〜!!こんなところまで写っちゃう!?・・という驚きの画角です。
まだ試したことが無い?ならばぜひ一度は体験してみたいこの画角です。
また、バッテリーグリップは縦位置でも撮影しやすいように、シャッターボタンとズームレバーが付いていて好印象。
これを組み合わせることで写真のように一眼レフにも負けない重厚なふうま専用ニュータイプモビルスーツカメラになります。(笑)
単三電池が使用できるのはとても大きなメリットなのですが・・6本も入れないといけないのは何と言うか・・(^^;
山での撮影では出来るだけ電源を単一化したいもの。そういったニーズに答えるアイテムではあるのですが、さすがに単三6本の重量はかなりの負担になりますので、機動力はグンと落ちますし、ボディの高さもかなり・・地面スレスレの低位置での撮影がしにくい感があります。
クールピクス5000の後継機種5400が28mmからの4倍ズームを搭載してつい先日発売され、5000はついに出番を終えました。しかしながらクールピクス5000の一番のメリットは地面スレスレ、超広角で被写体に2〜3cmまで近寄って絞り開放の完全逆光。この状況下では後継機種5400もかないません。銀塩・デジタルにこだわらず、他のあらゆるカメラの追随を許さない、デジタルカメラの歴史に残るスーパー広角機種として、製造が終った後もしばらくは君臨することでしょう。
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